がーさーの日記

楽しい楽しいやりくり

静脈瘤と中国人

ようやく6月に入り、前期も折り返しとなった。もう半分なのか、まだ半分なのか。

気温の変動が大きく、また気候の変動も大きいこの時期、僕は非常に体調を崩しやすくなる。崩さないまでもただ大学へ行って戻ってくるだけで非常に疲れが溜まる。

授業に新鮮味を感じてた四月に比べ、マンネリ化したこの生活、ただただ毎日がしんどい。こういう時には長期休暇が欲しいものだ。

今日は銀座へ行った。僕の体には至る所に疾患があり、そのうちの一つを治さんとして、今日は銀座の某病院へ行った。その疾患とは、手の震えだった。

疾患というには大げさ過ぎたかもしれない。この手の震えを自覚したのは、高校の時ぐらいだった気がする。日常生活にさほど支障も無かったし、全く気にしていなかった。強いていうなら友達から一々指摘されるのが煩わしかった事ぐらいか。ところが、二年生になって実験の回数が増え始めると遂にこの震えにより支障を起こしてしまった。だから、病院へと向かった。

病院は東銀座から中央通りへと出て新橋方面に歩いて交差点を曲がればすぐのところにあった。今日は、採血をして終りだった。どうやら甲状腺と何か関係があったらしい。採血の結果は金曜日に出るらしいが。

バカ高い金を払って病院を後にし、中央通りを出て、東銀座駅には戻らず、そのまま新橋に向かって歩いた。銀座は何度かしか行ったことがなかったが、おびただしい中国人の数に驚いた。日本人よりも遥かに多いと断言できるほど中国人がいた。中国の休日事情はよく知らないが、とにかく多かった。いつもあんなに多いのか。免税店の前など特に多かった。中国人たちの中には大通りで立ち止まって道をふさいでいる者までいた。僕はとてもうんざりした。

新橋周辺になるとさっきまであんなにいた中国人たちの姿は嘘のように消え、日本人でごった返していた。

新橋には様々な人間がいる。勿論、僕らの新橋と聞いて想像するサラリーマンが多数なのだが。そのサラリーマンにティッシュを配るAKB48の格好をした元気の良い女の子、風俗店の客引き、ホームレスまでいる。とにかくいろいろな種類の人間がそこで働いている。だが、新橋のSL広場にある小屋のような喫煙所には死んだ顔をしたサラリーマンだけであふれていた。僕はとてもうんざりして、帰った。